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嬉野温泉の湯と歴史

嬉野温泉は「日本三大美肌の湯」として知られる温泉です。LAPPYに温泉はありませんが、公衆浴場「シーボルトの湯」へは川を渡って歩いて行けます。

青空の下を流れる嬉野川と、川沿いに並ぶ温泉街の建物
嬉野川と、川沿いの温泉街です。

温泉街の湯の場所(地図)

日帰りで入れる温泉と、無料の足湯の場所です。番号を押すと、下の一覧に移ります。

  • 温泉(日帰り入浴)
  • 足湯(無料)
  • 宿(GUESTHOUSE LAPPY)

位置関係のイメージで、縮尺と方角は正確ではありません。国土地理院の地図(地理院タイル)をもとに作成しました。地図は横にスクロールできます。

お風呂の写真と詳しい案内は、各施設の公式サイトをご覧ください。料金と時間は2026年10月21日に各公式サイトで確かめた内容です。変わることがあるため、出かける前にご確認ください。

  1. 公衆浴場「シーボルトの湯」番号1・公衆浴場

    川を渡って歩いて行ける、嬉野市の公衆浴場です。
    料金:大人(中学生以上70歳未満)450円・70歳以上340円・小学生220円
    時間:6:00〜22:00(入場は21:30まで)
    休み:毎月第3水曜日(祝日の場合は翌日)
    2026年12月15日(予定)まで、屋根と外壁の改修工事をしています。工事中も営業しています。

  2. 湯遊広場(シーボルトのあし湯)番号2・足湯・無料

    24時間使えます(午前3時に、足湯の建物の照明が消えます)。

  3. 湯宿広場番号3・足湯・足蒸し湯・無料

    足湯は8時〜23時、足蒸し湯は9時〜20時に使えます。

  4. 湯っつら広場番号4・足湯・手湯・無料

    7時〜23時に使えます。子ども向けの浅い遊び湯もあります。

  5. 百年の湯番号5・日帰り温泉施設

    大浴場と家族湯のほか、サウナ付きの離れの家族湯があります。
    料金:大人590円(土日祝740円・特別日790円)+入湯税100円/小人(3才〜小学生)300円(土日祝350円・特別日400円)
    時間:9:00〜22:00(受付は21:30まで、家族湯は21:00まで)
    休み:月1回の休館日あり(次回は10月28日・11月25日の水曜日)

  6. 大江戸温泉物語 嬉野館番号6・ホテルの日帰り入浴

    大浴場があり、予約なしで入れます。
    料金:大人750円(土日祝1,050円・繁忙日1,250円)/小学生・幼児500円(繁忙日590円)/3歳未満無料(消費税・入湯税込み)
    時間:7:00〜10:00、15:00〜24:00(最終受付22:00)・予約不要
    入れ墨・タトゥーのある方は、施設指定のカバーシール(有料)で完全に覆える場合だけ大浴場を使えます。

  7. 嬉泉館番号7・旅館の外来入浴

    自家源泉を100%かけ流しにした、内湯の岩風呂です。
    料金と時間は公式サイトでご確認ください。
    小さな宿のため、外来入浴を断る日や時間を区切る日があります。当日に電話で確認してください。

  8. 旅館 大正屋番号8・旅館の日帰り入浴

    2階が男湯、3階が女湯の、吹き抜けの大浴場です。
    料金:大人(中学生以上)1,300円・小学生600円・幼児無料
    時間:12:00〜23:00

  9. 松園番号9・旅館の日帰り入浴

    川沿いの大浴場と、貸切露天の家族湯があります。
    料金:大人(中学生以上)900円・小学生450円
    時間:12:00〜14:00
    休み:土曜・日曜・繁忙期は利用できません

  10. 旅館 大村屋番号10・旅館の日帰り入浴

    源泉かけ流しの大浴場で、男湯は嬉野川を望む半露天です。
    料金:大人1,100円・小人550円・乳児〜3歳無料
    時間:15:00〜22:00(最終受付21:00)
    清掃中や混雑時は入れないことがあります。

  11. 和多屋別荘番号11・旅館の日帰り入浴

    嬉野川のそばの露天風呂と、男女ともサウナルームのある大浴場があります。
    料金:大人(中学生以上)1,300円・小学生700円・未就学児無料(フェイスタオルとバスタオル付き)
    時間:14:00〜21:00(最終受付20:00)
    休み:毎月第2・第4水曜日は17:30から
    嬉野温泉観光協会の施設ページには「2025年6月から日帰り温泉は土日祝のみ」との記載があります。受け付ける曜日は、出かける前に電話でご確認ください。

  12. 茶心の宿 和楽園番号12・旅館の日帰り入浴

    嬉野茶を浸した、露天の「茶」風呂があります。
    料金:大人1,400円・小学生700円
    時間:11:30〜15:00(最終受付14:00)
    休み:毎週火曜日(大浴場の清掃)、休館日の翌日
    予約のお客様が優先のため、混み合う時間は断られることがあります。

  13. 椎葉山荘「しいばの湯」番号13・旅館の日帰り入浴

    渓流沿いに、大きな露天風呂があります。
    料金:大人1,300円・小学生600円・幼児無料
    時間:9:00〜21:00
    嬉野の中心街から南へ、車で5分(大正屋グループ公式サイトより)。
    嬉野温泉観光協会の施設ページには「しばらくお休み」との記載があります。出かける前に電話でご確認ください。

  14. うれしの木立の湯番号14・日帰りの貸切露天風呂

    貸切の露天風呂が8種類ある、日帰りの施設です。
    料金:1名1,500円〜/50分(タイプにより1,600円〜)
    時間:平日13:00〜18:00(最終受付17:00)、土日祝10:30〜21:30(最終受付20:00)
    休み:毎週木曜日(祝日は営業)
    お風呂と洗い場が屋外にあるため、雨や寒い日は不便なことがあります。

位置の出典:嬉野温泉観光協会ほか「嬉野温泉周辺案内図」(令和8年4月現在)。料金と時間の出典:各施設の公式サイト(シーボルトの湯と足湯は嬉野市公式サイト)。

嬉野温泉のお湯

嬉野温泉は佐賀県嬉野市の嬉野川沿いに広がる温泉です。

嬉野市の解説では、嬉野のお湯は pH7〜8 の弱アルカリ性で、なめらかな肌ざわりで知られています。

公衆浴場「シーボルトの湯」の泉質は、「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉」です。

嬉野市は嬉野温泉を「日本三大美肌の湯」として紹介しています。温泉街には美肌の女神様とされる豊玉姫大神をまつる、豊玉姫神社もあります。

泉質と効能は、源泉や施設によって表示が異なることがあるため、入る施設の掲示をご確認ください。

「ようこそ美肌の湯 嬉野温泉へ」と書かれた、温泉街のピンク色ののぼり
温泉街には「美肌の湯」ののぼりが立っています。

嬉野温泉の歴史

嬉野温泉は8世紀の書物にも記録が残る、古い温泉です。嬉野市はその歴史を1,300年以上と紹介しています。

  1. 8世紀

    『肥前国風土記』に温泉の記録が残る

    奈良時代の『肥前国風土記』には、塩田川の東のほとりに温泉があり、人の病をよく治すという記述があります。嬉野温泉のことを書いたものと考えられています。

  2. 伝承

    神功皇后と「嬉野」の名前

    戦いから帰る途中の神功皇后が、温泉で兵士の傷が治ったのを見て「うれしいの」と喜んだことが、嬉野という名前の由来と伝えられています。

  3. 江戸時代

    長崎街道の宿場町として栄える

    嬉野は長崎と小倉を結ぶ長崎街道の宿場町として栄えました。長崎から砂糖が運ばれたことから、この街道は「シュガーロード」とも呼ばれています。

  4. 1690年

    ケンペルが嬉野を通る

    ドイツ人医師のケンペルは長崎街道を通って嬉野を訪れ、街道沿いに茶園が広がっていたことを書き残しています。

  5. 1826年

    シーボルトが嬉野を通る

    医師で博物学者のシーボルトは長崎から小倉へ向かう長崎街道の旅で嬉野を通り、温泉について書き残しています。

  6. 大正時代

    洋風の公衆浴場が建つ

    温泉街に、ゴシック風の洋館の公衆浴場が建てられました。

  7. 2000年〜2021年

    温泉街に無料の足湯が3か所できる

    2000年に「シーボルトのあし湯」、2012年に足蒸し湯のある「湯宿広場」、2021年に「湯っつら広場」ができました。

  8. 2010年

    公衆浴場「シーボルトの湯」が開館

    大正時代に建てられた姿を再現した「シーボルトの湯」が、2010年4月に開館しました。

  9. 2022年

    西九州新幹線の嬉野温泉駅が開業

    2022年9月23日に西九州新幹線が開業し、それまで鉄道のなかった嬉野市に、嬉野温泉駅ができました。

『肥前国風土記』に書かれた温泉

『肥前国風土記』は奈良時代に、いまの佐賀県と長崎県にあたる肥前国のようすをまとめた書物です。

『肥前国風土記』の塩田川の項には、東のほとりに温泉があり、人の病をよく治す、という意味の一文があります。

嬉野温泉はこの一文から、古くから病を治す湯として知られていたと考えられています。

神功皇后と白い鶴の伝説

嬉野市の解説では名前の由来について、次のような伝説が紹介されています。

戦いから帰る途中の神功皇后は、傷ついた鶴が川で羽をひたし、元気になって飛び立つのを見ました。

皇后が兵士たちを川に入らせると、川底から湧く温泉で、兵士たちの傷が治ったといいます。

これを見た皇后が「うれしいの」と喜んだことから、この地が「嬉野」と呼ばれるようになったと伝えられています。

シーボルトの湯の建物を描いた水彩のイラスト。白い板張りの壁に、オレンジ色の瓦屋根と赤茶色の窓枠の洋館です
大正時代の姿を再現した、シーボルトの湯の建物です(イラスト)。

長崎街道の宿場町と、旅人の湯

江戸時代の嬉野は長崎街道の宿場町「嬉野宿」でした。

街道を行き来する旅人は、嬉野で足を止め、温泉で旅の疲れをいやしたといわれています。

嬉野市の解説によると、当時の嬉野には、いまの倍以上の温泉宿があったとされています。

温泉街の瑞光寺は、長崎奉行や大名が泊まる本陣として使われました。

名物の温泉湯どうふも、温泉のお湯で豆腐を煮るやり方が江戸時代に見つかり、生まれたと紹介されています。

シーボルトと嬉野の温泉

シーボルトは1823年に来日したドイツ人の医師で、博物学者です。

1826年、シーボルトは長崎街道を旅する途中で嬉野を通り、温泉について記録を残しました。

嬉野市はシーボルトを、嬉野のお湯について早くにデータを集めた人のひとりとして紹介しています。

公衆浴場「シーボルトの湯」と「シーボルトのあし湯」は、どちらもシーボルトにちなんで名付けられました。

大正時代の姿を再現した「シーボルトの湯」

シーボルトの湯は嬉野温泉公園の対岸に建つ、木造2階建ての公衆浴場です。

大正ロマンを感じさせるゴシック風の建物で、オレンジ色のとがった屋根が目印です。

大正時代に建てられた公衆浴場の姿を再現し、2010年4月に「シーボルトの湯」として開館しました。

開館記念日の4月1日は、毎年、大浴場が無料になります。

療養の地としての嬉野

歌人の斎藤茂吉は病気の療養のために嬉野を訪れ、回復したといわれています。

嬉野町岩屋川内には、茂吉が嬉野で詠んだ「わが病やうやく癒えぬと思ふまで嬉野の山秋ふけむとする」の歌碑があります。

新幹線の駅ができた温泉街

2022年9月23日、西九州新幹線の武雄温泉〜長崎間が開業し、嬉野市に初めての鉄道駅として嬉野温泉駅ができました。

嬉野温泉駅からLAPPYへは車で5分です。宿の前までは車で入れないため、近くで降りて歩きます。

出典:嬉野市公式サイト(観光情報・多言語解説・お茶辞典)、佐賀県公式サイト(西九州ルートの経緯)、『日本歴史地名大系』『日本大百科全書』(コトバンク)、嬉野市観光広域マップ「嬉野ぶらりまっぷ」。伝承は伝えられている内容として書いています。

温泉街で入れる温泉と足湯

宿から歩いて行ける、温泉街の公衆浴場と足湯です。料金と時間は変わることがあるため、出かける前に各施設の公式ページをご確認ください。旅館の日帰り入浴は上の地図と一覧にまとめています。

「嬉野温泉 シーボルトの湯」の看板がかかる洋館の前に立つ4人

公衆浴場・貸切湯

シーボルトの湯

大浴場と貸切湯がある、嬉野市の公衆浴場です。LAPPYからは川を渡って歩いて行けます。

泉質
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
開館時間
6時〜22時(入場は21時30分まで)
休館日
毎月第3水曜日(祝日の場合は翌日)
大浴場
大人(中学生以上70歳未満)450円、小学生220円
貸切湯
50分2,500円(別に入湯税として大人1人100円)
タオル
各自で持って行きます。

2026年10月時点・嬉野市公式サイトより。2026年8月27日から12月15日(予定)まで、屋根と外壁の改修工事がありますが、工事中も通常どおり営業しています。

シーボルトの湯(嬉野市公式サイト)

赤い三角屋根の「シーボルトのあし湯」の建物

足湯・無料

湯遊広場(シーボルトのあし湯)

シーボルトが江戸時代に嬉野温泉に立ち寄ったことにちなんで名付けられた、無料の足湯です。

24時間使えます(午前3時に、足湯の建物の照明が消えます)。

足湯・足蒸し湯・無料

湯宿広場

足湯と、全国でも珍しい足蒸し湯がある、無料の広場です。

足蒸し湯は7人掛けで、両足を穴に入れ、ひざの上に箱をのせて10〜15分ほど蒸します。

足湯は8時〜23時、足蒸し湯は9時〜20時に使えます。

足湯・手湯・無料

湯っつら広場

足湯と手湯、子ども向けの浅い遊び湯がある、無料の広場です。足湯にはテーブルがあります。

「ゆっつら」は佐賀の言葉で「ゆっくり、ゆったり」という意味です。7時〜23時に使えます。

足湯3か所の時間は2026年10月時点の嬉野市公式サイトの内容です。毎週水曜日の午前は清掃のため使えない場合があります。足をふくタオルは近くのお店やシーボルトの湯で買えます。

嬉野温泉 足湯スポット(嬉野市公式サイト)

湯どうふとお茶、入浴のきまり

温泉湯どうふ

嬉野名物の温泉湯どうふは嬉野温泉のお湯で豆腐を煮た料理です。

弱アルカリ性のお湯が豆腐のうま味を引き出し、豆腐はとろけるようにやわらかくなります。

うれしの茶

嬉野は温泉とならぶお茶の産地です。

嬉野市によると、「うれしの茶」は第80回全国茶品評会で日本一を受賞し、4年続けて日本一になりました。

湯どうふやお茶を楽しめるお店は、嬉野のまち歩きのページにまとめています。

嬉野のまち歩きを見る

土鍋の温泉湯どうふと、緑茶の入った湯のみ、急須を描いた水彩のイラスト
温泉湯どうふと、うれしの茶です(イラスト)。

温泉に入るときのきまり

日本の温泉では、みんなで同じ湯船を使うため、いくつかのきまりがあります。

  • 湯船に入る前に、かけ湯や洗い場で体を流します。
  • タオルは湯船の中に入れないようにします。
  • 長い髪は湯につからないようにまとめます。
  • 洗い場を使ったあとは、桶といすを元の場所に戻します。
  • 脱衣所に戻る前に、体の水気をかるくふきます。
  • お酒を飲んだあとや、体調がすぐれないときの入浴は控えます。

施設ごとのきまりは入口や脱衣所の掲示をご確認ください。

LAPPYと温泉

LAPPYの館内に温泉はなく、シャワー室(1室)とバスルームを共用で使います。

館内に温泉を置いていない理由を、わたしたちはInstagramでこう書きました。

「それは、歩いてすぐに行ける温泉がたくさんあること、嬉野の町を歩いてほしいという想いです」

温泉は、宿から歩いて行ける公衆浴場「シーボルトの湯」などをご利用ください。

館内は土足厳禁で、外へ出るときは、外用スリッパを自由に使えます。

タオル(レンタル)、歯ブラシ、浴衣は有料です。シーボルトの湯ではタオルを各自でお持ちください。

行き方や、その日に合う温泉は、わたしたちにお気軽にお聞きください。

嬉野のまち歩きを見る

アクセスと駐車場を見る

嬉野川沿いの道と、川の向こうの温泉街
宿のそばの、嬉野川沿いの道です。

空室の確認とご予約

空室の確認とご予約は公式の予約ページでおこなえます。料金は日付と人数を選ぶと表示されます。

日付を選んで空室を見る

予約ページ(外部サイト)が新しいタブで開きます。

車でお越しの方へ

宿の前までは車で入れません。近くのタイムズシーボルトの駐車場に停めて、歩いてお越しください。アクセスと駐車場